陰陽 バランス編

更新日:9月9日

こんにちは、鍼灸師ヨガインストラクターの犬塚志保です。

前回は、古い時代から陰陽論が生活に馴染んでいた、というお話でした。


陰と陽、それぞれについて考えてみましょう。

陽のイメージについて、思いつくことは何かありますか?

【陽の性質】

  • 促進力、成長、

  • 陰の抑制

  • 温める作用

  • 動かす作用      ・・・どちらも気の働きそのものです

陽×虚=陽虚→寒がり、冷え、息切れ、倦怠感

陽×実=陽盛→発熱

では、陰のイメージはどうでしょうか?

【陰の性質】

抑制、制御するちから

滋潤作用(滋養し、潤いを与える)

寧静作用(陽を落ち着かせる、冷ます)  ・・・血、精、津液の働き

陰×虚=陰虚→ほてり、のぼせ、寝汗、虚熱

陰×実=陰盛→気候や飲食物の侵襲による冷え


【陰陽のバランス】

陰陽に優劣関係はない

陰陽の消長・・・リズム変化のこと

陰陽の転化・・・陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる

陰陽の可分・・・陽中の陰、陰中の陽 / 黒のなかの白マル、白のなかの黒マル


陰陽論は、呼吸の吐くときと吸うときにも関係しています。

吐くときは陰、吸うときは陽です。

日照時間が短くなり、乾燥する季節には、環境も人間も陰の不足が起こります。

気血津液精などの生理物質のうち、陰分である津液が不足することにより潤いを与えたり、滋養することができなくなります。

気管支や喉の潤いがなくなれば、乾燥した咳が出やすくなったり、痰が絡むような咳が出やすくなります。咳自体が、強く息を吐くことと同じ現象です。

陰には抑制力や寧静力がありましたが、陰の落ち着かせる力が弱くなると、相対的に陽が強くなり、上へ外へと向かう症状が出やすくなります。

陰分の不足=陰虚は肩こり、頭痛など体の上半身の症状に影響していることがあります。

人間のからだにおいて陰陽の平衡を保つことが、

不定愁訴の解消及び予防医学の基本ともいえるでしょう。